Cardiovascular Medicine
循環器内科

診療科案内

放射線治療科

高血圧症、不整脈、心不全、狭心症、心筋梗塞といった心臓や血管の病気を扱っています。

診療内容・特色

現在、当科では日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医3名を含む4人態勢で診療を行っています。
近年、食の欧米化と高齢化に伴い虚血性心疾患を中心とした心臓病が増加しております。虚血性心疾患の診断には、詳細な病歴聴取と負荷心電図等が基本になりますが、冠動脈CTにて、かなりの症例が診断可能となります。当院では、2005年から先駆的に64列マルチスライスCTを導入し低侵襲診断に力を入れてきましたが、2017年には、320列マルチスライスCTを導入することでさらに低侵襲で精度の高い画像診断を行い、2018年度は248例の冠動脈CT検査を行いました。
そして、最終的には心臓カテーテル検査で診断を確定して、経皮的冠動脈形成術(PCI)を行うことに主力を注いでおります。近年、PCIを行う上で厳格な適応が求められていますが、当院ではプレッシャーワイヤーを用いた冠血流予備量比(FFR)検査を積極的に行い、血管内超音波検査(IVUS)や光干渉断層法(OCT)を用いて、病変の正確な評価と適切な治療を心がけており、昨年度は231例にPCIを行い、下肢動脈形成術は31例に行いました。
また、徐脈性不整脈疾患に対しては、昨年度は37例にペースメーカー植え込み術を行いました。発作性心房細動へのアブレーションは基本的に大分大学に紹介していますが、発作性上室性頻拍症に対しては、大分大学循環器内科教室の応援のもとにアブレーション治療も年間10例行いました。
一方、近年高齢者の心不全患者が著増しており、心不全のパンデミックと称されるようになっております。現在、地域の医師会の先生方と協力して、地域で心不全患者を診て、再入院の減少や予後改善を目的とした取り組みを行っています。

担当医師

副院長/循環器科医長/心臓病センター長/地域医療連携室長
財前 博文Zaizen Hirofumi
卒業大学
宮崎医科大学(昭和61年)
取得専門医・認定資格 他
  • 医学博士
  • 日本内科学会会員
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本循環器学会会員
  • 日本循環器学会認定循環器専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会会員
  • 日本心血管インターベンション治療学会指導医・名誉専門医
  • 大分大学医学部 臨床教授
  • 大分県立看護科学大学臨床教授
循環器内科部長/救急部長/ICU部長/心臓病センター副センター長
篠﨑 和宏Shinozaki Kazuhiro
卒業大学
大分医科大学(平成10年)
取得専門医・認定資格 他
  • 医学博士
  • 日本循環器学会認定循環器専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会専門医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本高血圧学会専門医・指導医
  • 日本心臓リハビリテーション学会指導士
  • 大分DMAT隊員
  • 日本DMAT隊員
局員
矢野 雄大Yano Yudai
卒業大学
大分大学(平成29年卒)
局員
何松 健Nanimatsu Takashi
卒業大学
兵庫医科大学(令和2年)
局員
吉村 咲紀Yoshimura Saki
卒業大学
大分大学(令和4年)